外国人観光客の増加を背景に、気楽に宿泊することができる民泊の需要は高まっています。様々な補助金が政府より打ち出されていますが、「小規模事業者持続型補助金」とは、規模の小さな事業者を対象とし、経営を支援するために設けられている補助金制度です。民泊運営においては、機械装置費、広報費、客室改装等の外注費などに活用が可能です。民泊を始める際は、補助金の活用が有効です。補助金制度を利用して民泊を始めたいとお考えの方は、当事務所へお気軽にご相談ください。
活用例
「小規模事業者持続型補助金」は、小規模事業者が経営の安定化や強化を図るための補助金です。小規模な民泊運営には非常に活用しやすい補助金の一つで、活用例は以下です。
経費項目 | 活用例 |
機械装置費 | ・掃除ロボット、選択乾燥機、空気清浄機の購入 |
広報・ウエブサイト関連費 | ・チラシ、ホームページの作成 ・インターネット予約システム構築 |
専門家謝金 | ・客室デザイン相談 |
委託・外注費 | ・客室、トイレ改装 |
小規模持続化補助金の概要(2025年)
2025年度も「小規模事業者持続化補助金」は、公募が継続されることが発表されました。これにより、17回目の公募も実施予定で、補助金の財源は引き続き補正予算で確保されています。
補助金の支給対象は、機械装置等費や広報費、ウェブサイト関連費、外注費など、多くの項目が定められています。補助金の上限額については、通常枠として50万円、ほか200万円と設定されています。ただし、インボイス制度の特例について条件を満たす場合においては、さらに50万円がプラスされます。
出典:持続化補助金の概要(中小企業庁)
公募スケジュール予測(2025年)
直近の動向を踏まえると、第17回公募が2025年3月に開始される見込みです。正式スケジュールは、中小企業庁の正式発表の確認が必要です。
公募要領公開 | 2025年3月上旬 |
申請受付開始 | 2025年3月中旬 |
申請受付締切 | 2025年6月上旬 |
申請準備
過去の公募を参考にしながら、早めに準備を進めておくことで、スムーズに申請手続きを進めることができます。
事業計画の作成
「小規模事業者持続化補助金」の提出書類でとくに重要なのが経営計画書と補助事業計画書です。審査における確認事項の中心書類なので、「伝わりやすさ」が重要です。
オンライン申請システムへの登録
電子申請システムを利用するにはGビズIDプライムもしくはGビズIDメンバーのアカウントの取得が必要です。アカウントの取得には数 週間程度を要しますので、未取得の方はお早めの利用登録が良いです。
参考:小規模事業者持続化補助金<一般型>ガイドブック (小規模事業者持続化補助金事務局)
※記事は作成時の公募要領等をもとに作成しているため最新情報と異なることがございます
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