定住者ビザ|身元保証人ガイド

定住者ビザは、日本で安定した生活を送るために重要な在留資格です。この記事では、定住者ビザ取得の流れ、必要書類、身元保証人の役割について解説します。

定住者ビザとは

定住者ビザとは、法務大臣が特別な事情を考慮し、一定の在留期間を指定して日本での居住を認める在留資格です。永住ビザとは異なり、在留期間に制限があるため、期間を延長するには更新手続きが必要です。

定住者ビザの種類

定住者ビザには、大きく分けて以下の2種類があります。

◇ 告示定住者
国があらかじめ告示を出して正式に認めている定住者の類型で、主に日系人が該当します。

◇ 告示外定住者
告示には書かれておらず、特別な事情があるために例外的に定住者としての身分が認められているケースです。

定住者ビザ取得の流れ

定住者ビザ取得の一般的な流れは以下の通りです。

1.要件の確認
申請する定住者の類型に応じて、必要な要件を満たしているか確認します。

2.必要書類の準備
申請に必要な書類を収集・作成します。

3.申請
地方出入国在留管理局に申請を行います。

4.審査
入国管理局による審査が行われます。

5.許可・交付
審査に通れば、定住者ビザが許可され、在留カードが交付されます。

定住者ビザ申請に必要な書類

申請に必要な書類は、申請人がどのケースに該当するかによって異なります。以下に、代表的なケースの必要書類をまとめました。

申請の種類主な必要書類
日系3世の申請・戸籍謄本
・除籍謄本(祖父母)
・婚姻届受理証明書(祖父母・両親)
・出生届受理証明書(申請人)
・犯罪経歴証明書
・身元保証書など
日本人と離婚後引き続き日本に在留を希望する者・在留資格変更許可申請書
・申請理由書
・配偶者の戸籍謄本
・世帯全員の記載のある住民票
・申請人の在留歴及び交際歴を記載した年表
・源泉徴収票
・身元保証書
永住者の配偶者の扶養を受けて生活する、未成年で未婚の実子の場合・永住者または永住者の配偶者の方(収入の多い方)の住民税の課税(又は非課税)証明書及び納税証明書 各1通
・申請人の出生届出受理証明書
・身元保証書

<日系2世> 日本国籍を離脱した元日本人の実子
<日系3世> 日系2世の実子、つまり日本人の実孫

身元保証人とは

身元保証人とは、日本に在留を希望する外国人が、日本の法律や社会規範を守り、安定した生活を送ることを保証する人のことです。

身元保証人の役割

身元保証人の主な役割は、以下の3点です。

◇ 滞在費の保証
外国人の滞在費が不足する場合に、代わりに支援すること。

◇ 帰国旅費の保証
外国人の帰国旅費が不足する場合に、代わりに支援すること。

◇ 法令遵守の指導
外国人が日本の法令を遵守するように支援・指導すること。

身元保証人になるための条件

身元保証人になるための条件は、申請するケースの要件によって異なります。

申請の種類身元保証人の条件
日系3世の場合日本に居住している日本人または永住者
日系2世や日系3世の配偶者の場合婚姻した相手である日系2世や日系3世
扶養を受けて生活する未成年・養子の場合申請人の扶養者
離婚後の定住者への在留資格変更許可申請日本人もしくは永住者

身元保証人には、一定の収入があることや、素行が善良であることなどの条件も求められます。

身元保証人の責任範囲と法的責任

身元保証人は、外国人が日本で安定して生活できるように支援する役割を担いますが、法的な強制力はありません。身元保証人がその役割を果たせなかったとしても、罰せられることはなく、あくまで常識の範囲内での監督が求められます(道義的責任)。ただし、出入国在留管理庁にはその履歴が残るため、今後の入国・在留申請において身元保証人としての信用を失う可能性があります。

身元保証人の必要書類

身元保証人の必要書類は、身元保証書1通です。申請人の配偶者や扶養者である場合には、申請時に必要な書類の中に、職業や収入について確認する書類の提出が必要です。

定住者ビザ取得の具体例

◇ 日本人と国際結婚した外国人配偶者の連れ子
日本人と結婚した外国人が、前配偶者との間にできた未成年の子を本国から呼び寄せる場合。

◇ 「日本人の配偶者等」の外国人が離婚・死別した場合
日本人と結婚していた外国人が、離婚や死別後も日本に在留を希望する場合。

◇ 日系人が就労制限のない在留資格を取得する場合
日系3世などが、就労制限のない定住者ビザを取得する場合。

◇ 日本で義務教育を修了した外国人の子
外国人労働者の家族として来日し、日本の学校で一定期間教育を受けた子。

まとめ

定住者ビザは、日本で安定した生活を送るための重要な在留資格です。要件や必要書類をしっかりと確認し、適切な手続きを行うことが大切です。身元保証人は、外国人が日本で安心して生活できるようにサポートする重要な役割を担っています。

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